「たくさん覚えたのに、テストになるとうまく解けない…」
そんな経験をしたことはありませんか?
学習には、知識を覚える「インプット」と、それを使って考える「アウトプット」**の両方が必要です。しかし、どうしても「暗記」に偏ってしまう人が多いのが現実です。
今回は、暗記中心の学習と、問題解決を重視した学習の違い、そして成績を伸ばすために大切な「量と深さのバランス」を取る習慣づくりについてお話しします。
暗記中心の学習は「短期的な得点」に有利
暗記を中心に学習するスタイルは、定期テストなどで短期間に成果を出しやすい傾向があります。英単語、漢字、歴史の用語など、「覚えれば解ける」問題に対してはとても有効です。
しかし、この学習法だけでは、応用問題や初見の問題に対応する力はつきにくく、「考える力」や「自分で答えを導く力」が育ちにくくなってしまいます。
問題解決型の学習は「応用力」が育つ
一方で、問題を解く過程を重視する学習は、時間がかかりますが思考力や応用力がつきやすいのが特長です。
たとえば、数学の文章題で「なぜその式を立てるのか?」と自問したり、理科の実験問題で「結果の理由」を考えたりすることで、知識が「使える力」に変わっていきます。
このような学習は、入試や模試など実力が問われる場面で強みとなります。
「量と深さ」のバランスを記録して調整しよう
とはいえ、どちらか一方だけに偏るのではなく、覚える量と考える深さのバランスが大切です。
そこでおすすめなのが、「1週間ごとに自分の学習の傾向をメモして見直す」習慣です。
メモの例(1週間の学習内容)
- 暗記中心:英単語50個、歴史年号、漢字
- 問題解決中心:数学の応用問題5問、理科の記述問題2問
これを見ながら、「今週は暗記ばかりだったな」「思考問題が少なかったから来週は増やそう」などと、自分で学習のバランスを調整できるようになります。
結論
成績を伸ばすカギは、「どれだけ覚えたか」だけでなく、「どれだけ考えたか」にあります。
暗記と問題解決、それぞれの学習スタイルの良さを活かしながら、自分に合ったバランスを見つけていきましょう。
毎週の学習を「量と深さ」で振り返る習慣は、自分の学びを主体的にコントロールする第一歩です。ぜひ取り入れてみてくださいね!
高木塾学園前ではなぜ成績が伸びないのかを分析し改善することを得意としております。
ぜひこの機会に無料相談・体験授業を受けてみてください。
